→ http://jp.techcrunch.com/archives/20100330chrome-os-flash/
リンク先にあるように、要点は「ChromeOSでFlashがサポートされる」。
”GooglePad”や”Google Netbook”が登場して、「Google Books」や各CPが提供する「Flash配信電子書籍サイト」が普及する、というストーリーが有り得るかもしれません。
2010-03-31
Google、ChromeにFlash統合へ
Apple、自費出版サイトと提携してiBookStoreへ投入。ISBNも自動付与
→ http://journal.mycom.co.jp/news/2010/03/30/067/
グーテンベルグに続いて自費出版も。
素直な見方をすれば、「Amazon同様、iBookStoreでのコンテンツ販売も広く門戸が開かれる第一歩」
穿った見方をすれば、「コンテンツ不足を著作権切れ名作とか自費出版物で補う気じゃないの?」
ISBNコード取得は提携サイトSmashwords側で行うようです。
日本で個人がISBNを取得しようとすると1~2万円かかりますが、その辺の費用はどのように処理するのでしょうね。
「自費出版」と聞いてイマイチ心証が良くないのは、破綻した某版元の影響でしょうか……
KDDI、Androidアプリマーケット「au one Market」などを提供予定
→ http://journal.mycom.co.jp/news/2010/03/30/066/
KDDI基準でアプリを審査するそうです。AndroidマーケットにSPAMアプリが蔓延してるという話もありますし、歓迎すべき事でもあるのかも。
“Android Marketへの導線も用意してあり、au one Marketを閉鎖的にするつもりはないという。6月下旬のAndroid端末「IS01」発売時点では、アプリの配布は行わず、アプリダウンロードにはAndroid Marketにアクセスするか、CP側が用意したサーバーからダウンロードする形になる。
ただし、8月下旬をめどにKDDI側で配布サーバーを用意することで、CPがサーバーを用意しなくてもアプリを配布できるようにする。KDDIのサーバーを使うことで、さらに「auかんたん決済」での支払いにも対応する。”
auかんたん決済導入からが本番でしょう、au的には。でもコレ、タイミング遅れるとユーザがGoogleCheckoutとかに慣れきっちゃう予感が。
docomo、Androidアプリ&コンテンツ紹介ポータル「ドコモマーケット」開設&課金代行も用意
→ http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20407110,00.htm
サイト解説はXperia発売同日、課金は年内対応です。
こちらもdocomo審査が入ります。
「MAGASTORE」6月以降にAndroid向けリリースは6月
→ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100330/346407/
当初はauのIS01向け。その後docomoとsoftbankにも対応とのこと。
IS01からッスか……それはまた……
ACCESS、Android向け雑誌閲覧ソフトウェアを6月提供
→ http://monoist.atmarkit.co.jp/fembedded/news/2010/03/30access.html
こちらも雑誌&やっぱりauから対応……
インフォコムの株価急騰
→ http://japan.cnet.com/column/market/story/0,2000055915,20411201,00.htm
“手掛かり材料は電子書籍関連ビジネスの将来性”
うーん。電子書籍という事だけで言えば、インフォコムは現状ケータイコミックのみの展開だと記憶してますが……
ヨーロッパ最大の出版社がiPadを見捨ててWePad陣営に
→ http://jp.techcrunch.com/archives/20100330europe%E2%80%99s-biggest-publisher-disses-the-ipad-embraces-the-wepad/
”WePadのFacebookサイト(ファン数5709)”
……大丈夫?
2010-03-30
雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム実証実権の中間報告
→ http://www.shinbunka.co.jp/news2010/03/h100325-01.htm
自分は申し込み忘れてたのでどんなサイトかわからんのですが、色々とツッコミ所が。
“記事購入のポイント数は1万5000パララを付与し、消費ポイント数は2830パララと全体の19%に止まった。”
→ 一人当たり5000ポイント/月をタダで付与したのに、消費がこれだけ。コンテンツ的に魅力が乏しすぎるのか、サイトがクソなのか、どっちかでしょうね。
“同サイトは記事別に購入できる設計だったが、モニターが1冊丸ごと購入するケースが1対5と圧倒的”
→ そりゃ、タダで貰ったポイントが余ってるのだから、とりあえず丸ごと買うんじゃないですか。
“「ユーザーは速さが一番とみているようで、インターフェイス、導線のスムーズさはその次だと考えられる。店頭に並んでいる雑誌が読めないかという意向も強かった」と報告された。”
→ 詳細kwsk。何をもってこういう結論なのか。「速さ」の定義は何か。「インターフェイス、導線のスムーズさ」ってのは「売り場の作りと見せ方」ですから、これを二の次って言っちゃうのは相当の事ですよ。
“価格設定は「164円は高い」で「64円は安い」となり、100円がラインと分析”
→ 他の部分もそうですけど、雑誌丸ごとと記事単位の両方を売ってるサイトの話なんですから、各データが「どっち指してるのか」明確にしてくれませんか。
正直、これだけじゃ訳わかりません。誰かスクショうpしてくれませんかねー。
docomo、PC・携帯電話で利用可能なwebメールを発表
→ http://japanese.engadget.com/2010/03/29/docomo-web-mail/
iモードメールにプッシュ通知してくれるって所が重要ですね。
なぜこれを取り上げたかと言うと。
こういうサービスの拡充・普及によって、「ガラケーオンリーだった層(存在します。相当数。)が他のデバイスも併用(常用)する」という流れの一因となるのでは? と思ったから。
そうなった時、従来のケータイ電子書籍ユーザ層からの「どの端末でも(1度金払ったら)本読ませろ」という声が、今以上に強くなるでしょう。
特定プラットフォームに依存しない、マルチデバイスで利用できる電子書籍サービスが望まれます。
iPad広告加熱しすぎ
→ http://wiredvision.jp/news/201003/2010032922.html
有り得ない、と思うのは考えが甘いのでしょうか?
だって、これだけ普及したiPhoneだって、広告はまだまだなんですよ?
出荷台数の予測が立つにせよ、iPad経由でどれだけのPVが出るかわからない、広告効果も未知数な媒体にこれだけ金をツッコミますかね。
まぁお金のある企業サマがガンガン実験して、代理店がデータとノウハウをコンテンツ系出稿社に流してくれれば御の字ですけど。
ソフトバンクX06HT『HTC Desire』発表、Android 2.1端末
→ http://japanese.engadget.com/2010/03/28/x06ht-htc-desire-android-2-1/
Androidも数が出てきました。電子書籍サービスの動向は??
iBookstoreの価格や販売タイトルがリーク
→ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/29/news046.html
電通の腐向け音声付き電子コミック、新條まゆが全面監修!
→ http://natalie.mu/comic/news/29623
以前に取り上げた、電通×フロンティアワークスの音声コンテンツですね。
ケータイ&ドラマCDで展開との事。
しかし「企画からマンガ家や声優のキャスティング、ストーリーやネームのチェックに至るまで、全面的に参加」ってのは凄い。さすがは電通。
2010-03-27
電撃大王ジェネシスが無料公開@理想書店!
→ http://ascii.jp/elem/000/000/508/508951/
1月に発売された号を無料配信するとの事。
バックナンバーはこういう形で公開しちゃって、集客&本誌・コミックの販促に繋げるという試みはアリですよね。
もっとも、ある程度期待に即した実績が出ないと、販売店側も以後なかなか協力してくれないでしょうけど……
“目”が制御するeブックリーダーText 2.0
米Random House は iBookStore に参入するのか?
→ http://journal.mycom.co.jp/news/2010/03/26/052/
まだ契約結べてないご様子。問題は料率、と。
力のある版元が抵抗してみせる状況は、ある意味好ましいとも感じます。
Google、広告から直接電話がかけられる「Click-to-call通話オプション」国内提供
→ http://markezine.jp/article/detail/9965
電子書籍でも、「奥付に著者へ直接感想を送れるフォームを設置」とかやったら楽しそう。
iPad発売時にProject Gutenbergの電子書籍30,000作品も無料ダウンロード可能に
→ http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=1490
日本では青空文庫がデフォで読めるようになったりするのでしょうか?
インプレス、『就職しない生き方』を10週連続無料公開
→ http://www.news2u.net/releases/66693
10人へのインタビュー本なので、分割配信で話題性を維持しようという作戦ですね。
ホリエモンやひろゆきとビッグネームが並んでいますので、ある程度の効果が見込めるのかも。
でもこういうのって、読みながらTumblrに引用したりtwitterに送ったりしたいですよねー
DRMに配慮する気持ちもわかりますが……
2010-03-24
2010-03-19
AppleとAmazonの間で出版各社が板挟み状態
→ http://hon.jp/news/1.0/0/1482/
“Apple/Amazon両社はそれぞれ電子書籍販売の条件として大手出版社側に「競合サイトと同価格もしくはそれ以下の価格で販売できる保証」を要求している模様。単純に考えれば、双方で常に商品を同じ条件で卸せば問題ないのだが、その前に、Amazon側の9.99ドル販売を可能にしている古い販売契約を改訂する必要があり、これをAmazon側が拒否している”
特定の企業・プラットフォームに圧倒的販売力を持たせると、こうなる訳ですね。出版社としては、紙も抑えてるAmazonに逆らえないでしょう。893…
でも。Amazonは「ウチの会社だけで全ての顧客にリーチできる」「ウチとAppleとで扱い版元がバラけて、コンテンツを網羅できない状態になっても問題ない」とでも思ってるのでしょうか。意地の張り合いで中途半端な状態になり、ユーザの電子書籍利用に水を差す形になったら誰得です。
書店大手Barnes & Noble、新CEOに電子書籍担当幹部を任命
→ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/19/news069.html
Barnes & Noble の戦略が現れてますね。
ゲーム開発者の平均年収、既婚率 初の実態調査
→ http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000019032010
書店員とか電子書籍関係者の括りで調査するなよ……絶対するなよ!
ドコモ、Xepria発売の4月1日に「ドコモマーケット」をオープン
→ http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1003/18/news044.html
「嘘だよーん! 日本人ならガラケー使えYO!」とかじゃないですよね?
Xperia発売同日に展開、テレビCMも打っており注目が高まります。開始時点で電子書籍を提供するCPもあるのでしょうか?
Kindle for Mac 提供開始
→ http://www.amazon.com/gp/feature.html/ref=kcp_mac_mkt_lnd?docId=1000464931
待ちに待った、という感じですねー。このスピード感の差が、ブラウザ配信タイプに比べて決定的に不利な点でもあります。
あの……Ubuntu版もお願いします……
韓KTがeBook参入へ
→ http://www.koreatimes.co.kr/www/news/biz/2010/03/123_62586.html
ケータイでは既に日本の事業者がコミックを展開したりという動きもあるようですが、更なる期待ができるかもしれません。
Ibis Reader がiPadに対応
→ http://hon.jp/news/1.0/0/1481/
15分で対応したってのはスゴイですね。
この HTML5+CSS3+JavaScript ってのは、かなり面白いと思います。ブラウザ積んでればデバイス選ばず閲覧できる訳で。
自分用に「自宅サーバへhtmlでアップ&アプリケーションキャッシュ」というお手軽iPhone読書を先日試しましたが、こちらもかなり快適でした。
Nifty、デイリーポータルZ等をAndroid対応。アプリも提供へ
→ http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100318_355501.html
biglobeはマーケットを早々に打ち出しましたが、Niftyは先ずサイトの対応から。今後の展開に注目です。
しかし……「html直打ちしてます」と言っていたDPZがAndroid対応とは……驚愕です。
2010-03-18
米大手出版社Hachette Book、iPad向けに「豪華版」「普通版」の二本立てを検討
→ http://hon.jp/news/1.0/0/1479/
期間限定で壁紙配ったり短編オマケしたりはケータイを中心にみかけますが、確かに紙書籍の「初回限定特装版」的なモノは殆ど無いですよね。
・「編集の(マーケ的な)意見を容れた通常版」「作家の意見を通したオーサーズカット版」
・豪華版には作者と解説者によるオーディオコメンタリーが付属!
とか? 上のは編集者の存在意義試されそう。
ベストセラー作家J・グリシャム、作品の電子書籍化に合意
→ http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-14385220100317
“同氏はこれまで、電子書籍によって従来の書店が消え、新しい作家にとって成功が難しくなるとの懸念を持っていた。”
これはぜひ「どんなロジックの懸念を持っていて、どのような経緯で解消したか」を取材して欲しいですね。良い啓蒙になると思います。
『VOGUE NIPPON』『GQ JAPAN』『VOGUE HOMMES JAPAN』がiPadに!
→ http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,10447230,00.htm
“日本でのiPad発売に合わせた、電子雑誌アプリ参入の早期決断に際しては、2009年よりiPhone/iPod touch向けに開始した、米国での電子雑誌アプリや、日本での電子雑誌の有料配信およびビューア・アプリ「マガストア」での販売実績を重ねたことも後押しとなりました。”
開発費を投じる判断ができる程度には売れた、と。いや実際のところどうなのか知りませんけど。
ところでビューアはまたもYAPPA。セルシスのように大きくなって行くのでしょうか。
2010-03-17
PayPal、iPhoneアプリを改訂
→ http://jp.techcrunch.com/archives/20100315paypal-iphone-app-bump/
“Bumpの統合によって、iPhone同志をぶつけて金額を入力するだけで、お金のやりとりが可能になった”
“PayPalアプリには、あといくつか小さな機能追加があった。チップ計算機と割り勘ツールそれに送金や引き出しが必要な時に知らせてくれるリマインダー機能が加わった。”
居酒屋でPayPal決済→ワリカンもPayPalで回収 とか? おサイフケータイみたいに使う機能もリリースされて普及すると嬉しいです。
現状AppStoreがここまで注目されるのは、プロモーション効果とケータイキャリア決済と同程度に敷居の低い課金機能によるもの。メールアドレスとパスワードで決済ができ、安心感も強いPayPalが広く普及すれば、少なくとも2つの要素のうち1つはAppleの呪縛から開放されます。頑張って欲しいところです。
iPadは読み上げ機能搭載、EPUB形式に対応
→ http://wiredvision.jp/news/201003/2010031620.html
“iPadには、音声ディクテーションによる読み上げ機能が搭載されているという。これは昨年、米Amazon社の『Kindle』で問題を引き起こした、異論のある機能だ。さらに、iPadではiBookstore以外の場所からEPUBフォーマットのタイトルをダウンロードし読むことが可能であると、Apple社は示唆している。”
むろん、他から買ったePubファイルがiBookStoreに移動できるなら、という事ですが。
アドビ、HTML5やCSS3への対応を強化へ
→ http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20410467,00.htm
Flashの推進はもちろん進めるけど、HTML5やCSS3も当然押さえますよ、と。
“CSS3を使った「マルチスクリーン」オーサリング、つまりウェブサイトが異なったスクリーンを持つ多種多様なデバイス上で正しく表示されるようにするウェブサイトコーディングに対するAdobeのアプローチについて、説明している。結局のところ、われわれは携帯電話や電子書籍端末、テレビ、Flash非対応のAppleの「iPad」などでブラウザが幅広く使われる時代を迎えようとしている。”
要点はやっぱりココですよね。
2010-03-16
DocStoc、ユーザ側でのビューアカスタマイズ&広告埋め込みを可能に
→ http://techcrunch.com/2010/03/14/web-publishing-startup-docstoc-now-offers-branded-viewers-to-users/
リンク先にあるように、ロゴの埋め込み等々のカスタマイズが可能になった他、ビューア内に広告を埋め込んで収益を上げることも可能になったとの事。
これやScribdみたいな「書籍版Youtube」的サービス、日本でも盛り上がると面白いですね(日本製の類似サービスありましたっけ?)。
昨今流行りの「pdf無料配信」とかイマイチ扱い辛くて、この手のサービスを盛り上げて活用する方が、利便性の面でも、集客面でも有利なのではと思います。
「ブクログ」iPhoneアプリの配布を開始
→ http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,10447160,00.htm
ブクログや読書メーターのような本棚サービス、今でこそ「一部の本キチガイ(褒め言葉)」が使ってる印象ですけど、今後電子書籍が普及するにあたって影響力を増してくるのではないでしょうか。
もっともその恩恵に「多くの」事業者が預かろうと思った場合、複数のサービスを束ねる仕組みの策定が急務ですが。
日本エンタープライズの中国法人が電子書籍関連団体を設立
→ http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100315_354861.html
“「漫画家新媒体連盟」は、携帯電話市場が急激に成長する中国市場において、漫画家(作家)の著作権や商標権を侵害する事案が多く発生していることから設立された団体。版権保護システムの構築、作家の支援、漫画を中心としたデジタル産業の発展などを目指す。また、これまで漫画家が行ってきた、コンテンツ事業者との契約、価格交渉を代行する。”
著者と出版社、配信事業者の関係も、ビジネスのお作法も全然違ってなかなかうまく行かないと聞く中国での電子書籍展開ですが、着実に足回りを固めてる印象ですね。
2010-03-12
電子書籍とリコメンドの新たな形
→ http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20410204,00.htm
電子書籍の上にレイヤー被せて色々な情報を表示する、と。これは面白そう。
物販等の収益に繋げるのも勿論ですが、DTPで実験的な試みをするSF系の著者さん等が創作に応用してくれると「電子書籍ならではの作品」が生み出せる予感。
無料配信で書籍の売り上げが増加 - 米ブリガムヤング大学研究者調べ
→ http://wiredvision.jp/news/201003/2010031122.html
“41冊の本について、無料版がリリースされる前と後の8週間の、本の売り上げをモニタリングした研究で、「永久的に利用できる無料のデジタル書籍と、本の短期的な売上増加の間に、中程度の相関関係」が見られた、と研究の執筆者は述べている。”
“データによると、電子書籍を無料配信した結果、配信前の8週間よりも配信後の8週間のほうが、小説では26%増、ノンフィクションでは5%増、米Random House社の新刊書では9%増と、本の売り上げが増えているという。”
そりゃ無料配信に限らずとも、何らかのプロモーションすればいくらかは効果が出る訳で……。このパーセンテージだけでは何とも言えませんよねぇ。
日本でいくつか行われた試みの結果も気になります。
欧州の書籍電子化事情
→ http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_40765
ローマとフィレンツェにある国立図書館に所蔵されている最大 100万冊の書籍の電子化。
「天使と悪魔」でトム・ハンクスが必死に文献漁ってましたけど、命張ってそんな事する必要も無くなるのでしょうか。まぁドジっ子ラングドン教授はPCでググってる姿の方がお似合いですが。
ノルウェーの動きも「基本的には」絶版になった本を念頭に置いているのですね。その辺、配信事業者との議論がどのような形だったのか知りたいところです。
毎日新聞社、Kindleに続いてSonyReaderにも英文ニュースを配信
2010-03-11
口コミ広告業界がガイドライン制定へ
→ http://sankei.jp.msn.com/economy/it/100310/its1003100116000-n1.htm
今のところ書籍のWeb広告は 純広、リスティング、献本→アルファブロガーの自主的な紹介、ブロガーの自主的な紹介 等がメインで、まぁ健全と言えば健全なものが主流と思います。
ですが、今後電子書籍の普及に伴い、広告手法も出稿者も多様化するものと思います。そういう流れの中で、このトピックは決して他人事では無いでしょう。
十分な議論が尽くされ、消費者に誤解を与えず且つ、規制が行きすぎない方向で落ち着いて欲しいものです。
2010-03-10
モバイルユーザー動向定点観測 2010
→ http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20410039,00.htm
→ http://www.imjmobile.co.jp/news/report_20100308-257.html
例によって 調査方法:モバイルインターネットリサーチ なのは念頭に置いときましょう。
コンテンツ利用動向の電子書籍部分を抜粋。
利用しているモバイルコンテンツ(電子書籍抜粋)
全体 40.5%
男性 38.6%
女性 42.4%
10代男性 42.3%
20代男性 34.9%
30代男性 40.5%
40代男性 37.1%
10代女性 70.0%
20代女性 36.7%
30代女性 38.5%
40代女性 31.3%
30代40代女性の利用もそれなりにあるというあたり、よく言われる「エロ系しか売れない」な傾向との乖離がある気がします。
ドコモ、ケータイや他社サイトでも利用可能な「docomo ID認証」を提供開始
→ http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1003/09/news049.html
例えば「モバイルサイトとPCサイトで、購入した電子書籍を共有できる(どっちでも見れる)」みたいなサービスが展開しやすくなるのかも。
docomoのケータイ決済はPCサイトでも利用可能ですしね。
漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案
→ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/09/news103.html
昨日あたりからTwitter界隈等でも紛糾している話題。
様々な問題点を孕んでいますが、電子書籍に限った話で言えば、この案が通った場合BLコンテンツへの締め付けは相当に厳しくなることが予想されます。
Barnes & Nobles社、紙書籍と電子書籍のバンドル販売を検討中
→ http://hon.jp/news/1.0/0/1471/
Webで色々な意見を見ると、こういうサービスへの需要が強い気がします。
「割引販売」じゃなくて「タダでデータ版くれ」って意見ですが。
2010-03-09
ソニー、「劣化するゲームデモ」を特許出願
→ http://japanese.engadget.com/2010/03/08/sonyerosion/
さすがは家電も数年で劣化するソニー。ゲームにもタイマー仕込むそうですよ。
電子書籍でも似たような事ができそうですね。ページ送りすると消えていくとか。
或いは時間経つと文字が消えたり、抜けたり、新しい文が生成されて内容が捻じ曲がったり……SF的で楽しそうです。
電通、腐向け音声付き電子コミックを携帯用に配信
→ http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100308ATDD2800107032010.html
“男子高校とその寮を舞台にした学園コメディー「方言男子 りとる★じゃぱん」を5月から配信する。東京を除く46道府県から集まったという設定のキャラクターたちを、各地域出身の声優が演じる。森川智之さんや小野大輔さんらが出演する。価格は1話100円前後で検討している。”
電通が自社で始めるというところがミソですね。
Googleブックス、便利な事に気付かれる
→ http://www.ideaxidea.com/archives/2010/03/google_books_rocks.html
こうやって徐々に便利さが注目され、気付くと誰もが当たり前に使ってる状況になるのがGoogleの凄いトコロです。
学内NetNewsで「この検索エンジン良いですよ:)」とか言ってた頃が懐かしいですね。
一方で、未だに「gmail?ハァ?」「GoogleDocs?ハァ?」という人も大勢居るわけで、そこには多分AmazonもAppleもリーチできないでせう。暫くは。
"touch!"できる新感覚の電子写真集 iPhoneアプリ『"THE PIG"touch ME!』
→ http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,10446867,00.htm
→ http://itunes.apple.com/jp/app/the-pig-touch-me/id357470723?mt=8
“◆「"THE PIG"touch ME!」とは…
魚眼レンズで撮影された子ブタ達がとってもかわいい「THE PIG」が"触れる写真集"になって登場!
かわいい子ブタ達の写真を多数収録した「view!」モードのほか、"触れる"「touch!」モードを搭載した、新感覚の電子写真集です!”
すごく……キモイです……
これってホントは「水着のお姉ちゃん触る写真集アプリだったけど、土壇場で変えました」じゃないですよね?
2010-03-05
プレステ携帯開発なう?
→ http://japanese.engadget.com/2010/03/04/ps-psp/
”ソニーはアップルの iTunes / iPhone / iPad に挑戦すべく「プレイステーション携帯」、およびもうひとつの新ハンドヘルド製品を開発している”
”WSJの「詳しい筋」いわく、携帯のほうはいわゆるPSPフォンではなく、初代 PSゲームに対応するスマートフォン。新サービス SOSへ接続しゲームをダウンロード購入・プレイできる製品であるとされています。”
期待。でも何故にPSPフォンじゃないのだろう。Goに電話とメールつけて、ブラウザ強化した感じでも面白いのに。
もう一つの「ネットブックと電子ブックリーダー、PSPの境界をあいまいにする」ガジェットも気になります。この手の商品が出てきて普及すると、電子書籍の展開も面白いものに(AmazonやAppleとは違うビジネスの好機に)なりそう。
ネットプロモーションを有効活用する10坪/5人の出版社
→ http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100303/213123/
「電子書籍には関心が無い!」なんて記事書いた人の煽り意向も入ってますけど、そこは全然本質じゃなくて。
要は「妥協無い本作りをする」「突飛な企画でも冷静に、ユニークに需要を考える」「作った本に対して最大限効率的なプロモーションをする」という事ですよね。たまに「この人は霞食べて生きるつもりカシラ?」と思う発言の人っていますけど、そういうのとは一線を画しています。
電子書籍が今の延長線で普及した時、下手するとこういうスピリットが失われてしまいそうな予感がします。忘れたくないし、忘れてほしくないですよね。みんなの為に。
教科書レンタルの米BookRenterがプラットフォーム開放で提携強化
→ http://jp.techcrunch.com/archives/20100303bookrenter-opens-textbook-rentals-campus-bookstores-partners/
8%って事は課金はたぶん繋がないっぽいですよね。ならアフィリエイトで飛ばしちゃえばーって気も。
この手のサービスって、権利者への支払いはどうなってるのでしょう? もしそこがアレな感じであれば、電子書籍で期限付き配信するようなサービスが競合として成立しそう。
『ポピュラーサイエンス』が Google Books でバックナンバーをモリっと公開!
→ http://books.google.com/books/serial/ISSN:01617370?rview=1&hl=ja&source=gbs_navlinks_s
(via: Gadget Lab )
記事中には「137-year archive」って書いてるのですが、見た感じ1925年7月号までしか探せませんでした。何にせよすげぇ。蝶楽しい。
タブレット端末のブラウザからこんな感じで色々な本が読めて、決済は GoogleCheckout を使うって形だと「夢が広がりんぐ」かも。
ほんで GoogleCheckout が一気に普及 → Web課金のスタンダードになる → 決済手数料ウマー という絵図も描いてるのかなやっぱり……
Apple App StoreとAndroid Marketの傾向分析
→ http://jp.techcrunch.com/archives/20100303mobclix-compares-android-and-apple-android-devs-more-likely-to-give-their-work-away/
“レポートによると、Androidアプリケーションの約60%が無料なのに対し、App Storeのアプリケーションは20%が無料だ。さらに、Windows MobileとBlackberryも無料アプリケーションは約20%だ。おもしろい現象だが、原因はよく分からない。Androidのデベロッパはアプリの有料化よりは広告収入に関心があるのか? それともAndroid MarketはAppleに比べると民主的なので、無料アプリが集まりやすいのか?”
敢えてiPhoneではなくAndroid買う人やアプリ作る人は、現状「free」好きが多いって事でしょうか。
Android Marketって今のところgoogle checkout使う感じですよね? 決済導線見たこと無いのでわからんのですが、もしかしたら「障壁の差」ってのもあるんじゃないのかなと思ったり。
何にせよ、Androidユーザの裾野がもっと広がれば、状況は変わってくると思うけど。
あとこのプレゼン資料、AppStoreのジャンル別有料/無料割合とかも書いてあって興味深いです。
ACCESS石黒邦宏氏インタビュー
→ http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1003/04/news087.html
今後の方向性など。電子書籍に関しては既報の通りという感じ?
2010-03-04
Freescaleの新プロセッサは150ドルを切る安価な電子書籍リーダーを可能に
→ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/03/news013.html
ASUSも電子書籍リーダーをお披露目したりとガジェット関連が勢いづいてます。「E Inkのディスプレイコントローラーを組み込んでパーツ数を減らした」とありますので、このプロセッサを使って、また色々なメーカーから電子ペーパー端末が登場するのでしょうか。
サービスとして重要なのは、端末の性能よりもコンテンツの充実に購入導線、課金フロー。様々な端末に対応した「使いやすく、満足できる」サービスが登場して多様な端末が普及するのか、それともやっぱりAmazonやAppleのような垂直統合型サービスでないとダメなのか……
個人的に気になるのは、電子ペーパー端末はWeb閲覧型の電子書籍サービスに対応可能なのかという点ですね。
モバイル・PC両対応の電子コミック、写真集制作・配信管理システム
→ http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=53849
FlashだからiPhoneはダメみたいですが。
すわ草刈り場とばかりにこの手のサービスが雨後の筍のごとく登場しそうですが、最終的に生き残れるのは僅かでしょう。
リアル書籍と電子書籍のコスト比較
→ http://www.gizmodo.jp/2010/03/post_6822.html
今さら……って感じですが、このエントリへの反応を観察しておく事は必要かもしれません。
米Macmillanの電子書籍の販売方式
→ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/03/news066.html
“Macmillanは電子書籍の販売方式を、従来の小売店が書籍の販売価格を決める方法から、出版社が販売価格を決めて小売店にはその価格から手数料を分配する「代理店モデル」に移行する。このモデルを提携先のすべての小売店で実施するという”
日本と同じモデルになるみたいですね
2010-03-03
任天堂、『文学全集』の海外版を発売
→ http://www.inside-games.jp/article/2010/03/02/40729.html
“任天堂は3月28日に米国でニンテンドーDSi XLを発売します。従来機と比べるとサイズが大幅に拡大され、幅広い年代の人に親しめるデバイスとなっています。そして任天堂は7月に『100 Classic Books』を発売します。これは既に日本では発売されている『文学全集』をベースにしたもので、内容は日本とは異なりシェイクスピアなどの名作が収録されます。”
性能的な問題とかオンライン配信の難しさを解決できたら、iPadやKindleよりも余程有望なプラットフォームですよねDS。
『天然文庫の100冊』
→ http://japan.cnet.com/release/story/0,3800075553,10446600,00.htm
うーん。よくわからないのですが、要するに「blogを製本もできます!」的なサービスでしょうか。そのプロモーションのために、そこそこ著名な人を100人集めて同じ仕組みで作った本を売ると。
電子書籍とは正反対の方向を向いてる試みですが、一応取り上げてみました。
アクティブックにトリミング・書き込み機能が追加
→ http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=245454&lindID=1
先ずはカタログ需要などに訴求する様子。
スターティアはiPhone、iPadへの対応も考えているようですし、今後面白い展開があるかもしれませんね。学参市場とか。
2010-03-02
電子書籍のISBN付与問題
→ http://current.ndl.go.jp/node/15854
引用します。
・出版社はそれぞれのフォーマットに異なるISBN番号をつけることを勧める。
・Amazon社のKindleのように、限定されたルートで特定のフォーマットのみが流通する場合には、ISBNを付与しなくてもよい。
・出版社が別々のISBN番号を付与しない場合には、2008年のガイドラインに引き続き、やむをえない手段として、流通業者等によりISBNが付与されることも認める。
・オリジナルの.epubフォーマットのファイルをオリジナルとして識別できるような仕組みが必要である。
・書籍の「章」が独立して流通する場合、それにもISBNを付与すべきである。
出版社の先行全文公開取り組み2件
俄に増えましたねー
角川:http://www.kadokawa.co.jp/coolkakumei/
文春:http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166607235
角川はFlashのWebビューア。文字の拡縮が封印されてるのが痛いなー。mobileは非対応っぽいですね。
文春はpdfで印刷も可能ですがコピペ不可。iPhoneに突っ込んだら読めるかな?
さて、どれだけ販促に繋がるか……
電子書籍関連ニュースリンクサイト(仮)
フォーマットや端末の話よりマーケ視点重視で。
平日毎日更新が目標。目標ってのは達成しない為にある。